さまざまな“つくり手”が「乙村式にんにく」に関わっています

「乙村式にんにく」は、にんにくの皮をむき、ひとかけずつバラバラにして、水耕栽培で発芽させます。この「皮をむいて、バラバラにする」作業は、キズを付けないよう手作業で行わなくてはなりません。シンプルですが、根気と集中力のいる仕事です。
おもやいファームでは、この仕事を、県内6箇所の就労継続支援事業所等で障害のある方に請け負っていただいています。作業場では、それぞれが自身に合った道具(自助具)を使ったり、方法を工夫したりしながら、目標を掲げて作業と向き合ってくださっています。「おいしい商品をとどけたい」「自分の力で生活したい」――。そんな“つくり手”の情熱は、まさに「乙村式にんにく」のおいしさの源と申し上げるにふさわしい、弊社の宝です。
「乙村式にんにく」がつなぐ“つくり手”からのメッセージを、ぜひご一読ください。
おもやいファーム代表 乙村隆文
つくり手メッセージ
「乙村式にんにく」に携わるたくさんの方を代表して、久留米市の就労継続支援事業所「藍」スタッフ2名様のメッセージをご紹介します。

毎日が充実しています!
久留米市 宮本太吉さん
ここにきてちょうど1年です。作業には、慣れました。
いや、働くって本当に楽しいですね。私は、若いときから汗水流して働いてきたんです。外国航路の船にも乗ってたんですよ。体を動かして働くことが大好きだった。
だけど、病気で障害者になってね。しばらくはずっと1人で部屋にいて、何もしない時間を過ごしました。あれは辛かった。私は足が悪いから立ち仕事はできない。だから「仕事をしたいけど、1人では難しい」って、思い切って役所に言ってみたんです。そしたら、ここを紹介してくれてね。働けると決まったときは、ものすごくうれしかったです。
今は、毎日充実してます。(働く)時間は短いけど、仲間もいますし。私たちが一生懸命つくったにんにくを、ぜひたくさんの人に食べてほしいです。
商品を自慢できる、楽しさ
大刀洗町 辻本好太郎さん
こうして仲間と働けるのは、とてもありがたいことです。いろいろ話をしながら、ときには意見をぶつけあって、自慢できる商品を作っていくというのは、本当に楽しい。できあがった「乙村式にんにく」がまた、本当においしいですしね。
ちなみに私の一番好きな食べ方は、丸ごとパパっと炒めて塩こしょうで味付けする、というものです。素材そのものの味を楽しめて、飽きがこない。お酒のおつまみにも、おかずにもなります。
イメージとしては、ご家庭でお父さんが子どもたちに作る料理、という感じでしょうか。私たちの作るにんにくが、家庭に笑顔を運んでくれたらいいな、と思います。
手に取っていただけるありがたさをかみしめながら、これからも頑張っていきたいです。
